みかんの凄い効果、効能 栄養素豊富なみかんパワーで、病気を予防 美肌効果や便秘解消も

冬は炬燵に入って、みかんを食べながら、ゆったり、家族だんらんを楽しむ。こんな昔ながらのシーンは年々、減ってきているのではないでしょうか。しかし、そんな中で、忘れてはならないのが、みかんの凄い効果、効能です。

風邪やガン、骨粗しょう症などを予防できるだけでなく、美肌効果や、便秘解消、疲労回復などの効能があります。早速、栄養素豊富なみかんパワーに迫ってみました。

◇温州みかん

日本で流通しているみかんの大半を占めるのが、「温州(うんしゅう)みかん」です。みかんの名産地である中国の温州にちなんだ名前ですが、その関係は明らかになっていません。日本原産の品種です。

早生種の温州みかんが9月頃から出始め、冬になると、食卓をにぎわせます。昔は、炬燵でみかんという光景が、どの家庭でも見られました。みかんの木箱を1箱買った時は、とても豪華で幸福な気持ちになった人も多いでしょう。

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◇みかんの効果、効能

みかんの効果、効能はたくさんあります。

1.風邪予防

みかんと言えば、ビタミンCが豊富に含まれていることでよく知られています。1日に、2、3個のみかんを食べれば、大人が1日当たりに必要なビタミン量を摂取できるといい、風邪に対する抵抗力が高まります。

栄養素は、ビタミンCのほか、
ビタミンA
ビタミンE、
ビタミンP(ルチン)

も豊富に含まれています。

みかんは、風邪の薬として、昔から用いられてきました。風邪の引き始めの時には、みかんを網の上で皮が黒くなるまで弱火で焼いた黒みかんがいいとされてきました。

皮や果肉をそのまま食べてもいいし、生姜のしぼり汁を加えて飲んでもいいものです。発汗を促し、風邪を治してしまいます。時々、このみかんの力を借りたいものです。

日干しして乾燥させたみかんの皮は、「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、風邪薬として大切にされてきました。生姜のしぼり汁のほか、陳皮を水で煮て、砂糖を加えたものも、のどの痛みや咳などに効果のあるものとされてきました。

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2.ガンや骨粗鬆症を予防

みかんを食べると、手が黄色になることがありますが、これは、β(ベータ)クリプトキサンチンと呼ばれる栄養素のせいです。このβクリプトキサンチンの効果で、発がんや骨粗鬆症を予防できるとされています。

また、みかんの皮に含まれる「オーラプテン」という栄養素も発がんを抑制するとされています。ここでも、みかんの皮に注目ですね。

3.美肌、美顔効果

ビタミンCには、美肌、美顔美肌効果もあります。

ビタミンCは、肌のメラニン色素を減らします。また、ビタミンAは、肌のうるおいを増すことで知られています。さらに、βクリプキサンチンは、抗酸化作用に優れ、肌の老化も防いでくれるため、美肌、美顔はもちろん、アンチエージングにも効果を発揮してくれます。

4.便秘解消

みかんは、ペクチンという食物繊維を豊富に含んでいます。この食物繊維が便秘を解消してくれます。また、コレステロールも低下させてくれます。ペクチンはみかんの袋の部分に多く含まれています。袋の部分もしっかりと噛んで食べたいものです。

5.疲労回復

ビタミンB1や、すっぱい味のクエン酸が、疲労を回復してくれます。疲れたら、みかんを食べてみる、そんなひと時で、元気はいっぱいになりそうです。

6.二日酔い解消

二日酔いになると、頭痛や吐き気に悩まされますが、みかんに含まれる多くのビタミン、クエン酸が、これらの症状を解消、あるいは、和らげてくれます。また、βクリプトキサンチンは肝機能を正常に保つ働きがあります。

◇まとめ

こう見て来ると、小さなみかんが持つ効能の豊かさを実感できます。みかんは、まるごと食べることができるほど、栄養素が詰まっていると言われます。果肉だけでなく、袋や皮、白い部分なども工夫して、美味しく食べていきたいものです。みかんパワー全開で、風邪やインフルエンザが猛威を振るう冬を乗り切りましょう。

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