読書したら、本の内容をしっかり把握し、自分の人生に生かしていきたいものです。少し時間が経つと、本の内容をすっかり忘れてしまうことも多くあります。そうならないように努めたいものです。
読書の効果を実感する本の読み方とは、どういったものになるでしょうか。本の読み方のコツを7つのポイントで解説します。本のメリットを享受しましょう。
読書の効果を実感する本の読み方とは? 読み方のコツを7つのポイントで解説
ポイント1 ポスト・イット(ふせん)を貼る
本を読んだら、重要と判断した個所、面白いと思った部分に、ポスト・イットを貼っていきます。大きなポスト・イットだと、文章が隠れてしまうため、一番小さなサイズのポスト・イット(縦約25ミリ、横約7ミリ)が便利です。
ポスト・イットに限らず、どんなふせんでもいいでしょう。もちろん、赤鉛筆で、赤い線を引いたり、マーカーで色付けしていったりする方法もあります。
ポイント2 ポスト・イットなどの部分を中心に読み返す
2回目は、ポ スト・イットを手掛かりに、この周辺を読みます。最初に読んだ時に比べて、相当な速さで読み込むことができます。新たな気づきがあったら、新たにポスト・イットを貼り付けます。
1回目に、ポスト・イットを貼ったものの、面白くなくなった個所、案外、重要ではないと思った部分のポスト・イットははがしてしまいます。要、不要部分がわかってきて、思考が高まっていくのが感じられます。
ポイント3 抜き書きをする
本を読み返したら、選び抜いた個所を抜き書きしていきます。ノートや、情報カード、ジョッターなど自分に合った方法でいいでしょう。
抜き書きする時は、手書きがおすすめです。実際に手を動かして、書いていくと、本の重要な個所、面白い部分がしっかり把握できるだけでなく、新しいアイディアが生まれます。そうしたら、そうしたアイディアの抜き書きしておきます。
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ポイント4 良書がわかる。抜き書きのない本は捨ててしまう
こうした過程を繰り返すと、自分にとっての良書がわかってきます。何度も読むべき本ですから、本棚の一番取りやすい場所に収蔵しておきます。
逆に、抜き書きのない本は、あまり役立たない本ですから、一定期間保存したうえで捨ててしまうか、古本屋に売ってしまいます。
ポイント5 また、読み返す
時期を見ては、これらの本の一冊を手に取り、読み返します。通読することもあれば、ポスト・イット周辺だけを読むこともあります。
本は読まず、抜き書き帳だけを読んでもいいでしょう。
抜き書きの際に、
- 毎日読む
- 1週間に1回読む
- 1か月に1回読む
など、重要度に応じて、読む頻度を色分けなどで決めておけば、より効果的に本の内容を自分のものとすることができます。
東大を首席で卒業した山口真由さん(弁護士)は、本は7回読むことをすすめています。何回も読めば、効果があがることがわかります。
東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫) [ 山口真由 ]
ポイント6 要約を作成する
本の内容を要約しておくことも役立ちます。重要な個所、面白い部分、そして、絶対、忘れてはいけない個所を、自分の文章でまとめておくと記憶にしっかり残ります。
もちろん、これらの要約も何度も読み返したいものです。
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ポイント7 アウトプットする
ブログ、フェイスブック、twitterなどのSNSを利用して、本の書評を書いても効果的です。要約とも共通しますが、公開を前提に書くと、より一層、まとまった形で、本の内容を把握できます。
そして、本で学んだことは一つ一つ、実際の行動にもつなげたいものです。
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まとめ
自分に大切なものは繰り返して読んでいくと、自分のものになってきます。読書の効果を実感する本の読み方になります。
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