近代物理学の祖と言われる英国のアイザック・ニュートンは、常に考えることを大切にしました。徹底的に考えて答えを導き出す。思索のありかたを問い直したと思います。
足元に落ちてきたリンゴから万有引力の法則を大発見した、というニュートンの逸話は有名ですが、これは偶然にできたものではありません。ニュートンが長年、重力について考え続けて研究してきたからこそ、リンゴがきっかけになって、万有引力の法則を発見したことになりました。
「いつもその問題を考え続けていた」「私は、研究中のテーマを自分の眼の前に広げてじっと見守る。そうすると、闇の中に一条の光が差してしだいに夜が明けていくように、問題の本質がくっきりと浮かび上がってくるのだ」
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サミュエル・スマイルズは自著「自助論」の中で、ニュートンが常に考え続けたことを指摘しています。「自助論」によると、天文学者のケプラーも同じで、「ある一つのことだけを集中して考えていると、それがきっかけになってさらに深いところまで考えが及んでくる。そして最後には、懸案の問題が全身全霊をあげて取り組めるようになるものだ」と語っていたそうです。
ニュートンやケプラーのように、考え抜いて大発見をすることは簡単ではありませんが、まずは、日々、自分の周囲で起きることを自分の眼で眺めて、考えることが大切でしょう。身近なテーマは数多くあります。政治、経済、社会、文化、さらには国際問題など、テーマに沿って資料を集め、考えることが重要だと思います。
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