毎日、全国紙の国際ニュースを丹念に読んでいますが、神奈川新聞も同時に購入しています。地方紙なのに、なぜ、国際ニュース?と、疑問に思われるかもしれませんが、地方紙には、全国紙にはあまり載らない共同通信や時事通信の国際記事が載っているからです。多様な視点を得るうえで、通信社の記事は大いに役立ちます。
本日の主な国際ニュースは、各紙の見出しを参考に書くと、
英政府が、EUを離脱すれば景気後退に陥る、と発表 物価上昇や通貨下落
米、ベトナム武器禁輸解除 中国を念頭に防衛力強化を後押し
サミットでオバナ氏が広島を訪問
インド・イラン首脳会談で、インドがイランとの「回廊」強化
トルコ新首相指名で、対EU強硬姿勢に転換も(同)
オーストリア大統領選で、「緑の党」元党首が辛勝 右翼候補、敗北
シリアで連続爆破 140人超死亡
アフガン和平 視界不良
などです。
本日の神奈川新聞の共同通信記事は、これ以外のニュースは特に載っていませんが、最近で見ると、共同通信が、国連の潘基文事務総長と単独会見した記事(5月20日付)が目立っています。同事務総長は、オバマ米大統領の広島訪問を「大統領の決断を歓迎する」と評価したうえで、被爆者との面会について、「人間の作り出した破滅的な惨事の理解には不可欠だ」と述べています。共同通信独自の単独会見で、潘事務総長の立場が理解できます。
米大統領選、英国のEU離脱、北朝鮮の核開発、国際テロ対策、南シナ海における中国の実効支配強化など多くの国際問題があります。全国紙だけでなく、共同通信や時事通信の記事によって、生ニュースや解説記事を読むのは、国際情勢を深く理解することにつながります。
神奈川新聞はほぼ1ページを国際ニュース掲載にあてています。今や、地方だから、国際ニュースに無関心でいい時代は終わったといえるでしょう。国際ニュースが地方にも波及してきます。
私は、地方に行ったら、その地方の地元紙を買うことにしています。街の情報が満載されていて、面白く読むことができます。同時に、国際面のスペースが大きい新聞ほど、いい新聞だと思っています。