任天堂のスマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」の配信が12月16日から、iPhone(アイフォーン)など米アップル製端末向けで始まりました。今後、151の国、地域でも、英語、スペイン語版が順次、配信される予定で、ダウンロード数は今後、5000万を超えるとも見られています。人気の理由を中心に分析してみました。
◇スマホゲームに本腰
今や、ゲームはスマホで楽しむスタイルが主流になってきています。任天堂はこの流れにやや乗り遅れたものの、世界的に大人気のマリオを活用して、スマホ向けゲームに仕上げました。スマホゲームの開発は任天堂にとって、ポケモンGOに続いて2例目ですが、ダウンロード数はポケモンGOを上回ると予想されています。ゲーム機の販売に伸び悩む大手の任天堂が新しくスマホ用ゲームに本格参入し始めた形で、そのインパクトは大きいものがあります。スマホゲームは一層、人気を呼ぶでしょう。
◇片手で遊ぶ
「ハンバーガーや、林檎を食べながらでもプレーできます」と、スーパーマリオの生みの親である任天堂の宮本茂代表取締役クリエイティブフェローは、「スーパーマリオラン」について述べています。スマホでメールを打ったり、文章を作成したりする時は、片手で行うことが多いですが、これをゲーム作りで徹底しました。片手で遊ぶゲームもありますが、大手の任天堂が乗り出したことで、片手でスマホゲームを遊ぶスタイルが定着するでしょう。
ゲームでは、スーパーマリオランの題名通り、マリオが画面を左から右へ走り続けます。ゲームをプレーする人は、スマホ画面をタップすることでマリオをジャンプさせ、コインを集めていきます。
◇どの世代も楽しめるシンプルさ
マリオは世界で、多くの世代に支持されています。今回の「スーパーマリオラン」は誰でも楽しめるシンプルさが持ち味で、一層、人気を高めそうです。
◇買い切り型
ゲームのダウンロードと3ステージまでのプレーは無料で行うことができます。すべてのステージでプレーするには1200円必要ですが、それ以上の課金はありません。買い切り型と言われる由縁です。プレーに熱中するあまり、多大なお金を使ってしまうという危険性がありません。
◇最後に
今年夏のリオデジャネイロ五輪の閉会式で、安倍首相がマリオに扮して登場、2020年開催予定の東京五輪をアピールしました。マリオはもはや、世界で人気のキャラクターに育ちました。時期は未定ですが、アンドロイド版も開発されることになっています。日本発のゲームをぜひとも楽しみたいものです。
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