食べても空腹感を覚えることがしばしば起こります。夕方や夜になると、食事をしても少し時間が経つと、お腹が空いてしまうことがよくあります。空腹感を覚える原因はどこにあるのでしょうか。空腹感を抑える食べ物や方法を調べてみました(トップのイラストは、「いらすとや」のものです)。
◇食べても空腹感を覚えるのはなぜ?(原因)
一番の理由は、栄養素のバランスが崩れてしまっていることです。
たとえば、ラーメンにチャーハン、うどんにかやくご飯、パスタにパン、お好み焼きにご飯、などは一見、がっつり食べたように思えますが、炭水化物と炭水化物の「重ね食べ」です。
炭水化物はエネルギー源として欠かせませんが、たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどほかの栄養素が大幅に不足することになります。
空腹感を感じるのは、脳が「ほかの栄養素もまんべんなく摂取しなさい」と体に指令している結果です。
◇空腹感を抑える食べ物、方法は?
では、どうしたら、空腹感を抑えられるでしょうか。
スーパーやコンビニで売られているお惣菜をうまく活用することです。どちらの店でも、小分けになった惣菜を手軽に買うことができます。サラダ、煮物、玉子焼き、焼き鳥、枝豆、炒め物などたくさんあります。コンビニのレジ横で売っているチキンやコロッケ、メンチカツ、ソーセージなどもいいでしょう。
その時の空腹感に応じて、これらの惣菜を1、2品食べるようにします。よく噛んで食べることも満腹感を得るうえでは有効です。
◇おつまみもおすすめ
スルメやうるめいわし、海苔、ナッツといったおつまみもおすすめです。お惣菜はどちらかというと、食卓に乗せて食べることが多くなりますが、おつまみなら手軽に食べることができます。オフィスで残業中という時などでも、大いに役立ちます。
たとえば、うるめいわしなら、タンパク質、カルシウム、ビタミンB、D、ミネラルなどを摂取することができます。
どんな栄養素が含まれているのか、包装紙に書かれた説明を読むのも参考になります。
◇炭水化物に注意
食事後に空腹感を感じた時は、炭水化物は避けた方がいいでしょう。炭水化物の「重ね食べ」でさらに太ることになってしまいます。
◇栄養素に留意
体に不可欠の栄養素をバランスよく摂取するには、いろいろな食べ物を少しずつでも毎日食べることが必要です。
肉
魚介類
乳製品
卵
大豆製品
野菜
果物
海藻類
などの品目を目安にするといいでしょう。
自分の好みや状態に応じて、項目をさらに細かく分けてもいいし、足してもいいと思います。毎日の食事を振り返ってみると、どれかの品目が足りていないことに気づくと思います。それぞれの品目の食べ物を摂取したかどうかチェックしていくと、自然と空腹感を抑制できる体質になります。
また、空腹感を解消できるだけでなく、自分の健康状態をアップさせることにもなります。