最近、多くの新聞社は、新聞紙とともに、電子版にも力を入れています。朝日新聞も電子版の朝日新聞デジタルを運用していますが、新聞紙面との違いはどこにあるのでしょうか。実際に朝日新聞デジタルを契約して、レビューで、メリット、デメリットを比較してみました。
朝日新聞デジタル 紙面との違いは?
朝日新聞デジタルには、シンプルコース(電子版の簡易版)、デジタルコース(電子版)、ダブルコース(電子版+新聞)の3つのコースがありますが、その中のデジタルコースに申し込み、レビューを行いました。
デジタルコース
デジタルコースの内容は以下のようになっています。
デジタルコースは、月額3,800円(税込み)です。初回限定で、1か月間無料です。
このコースに入ると、以下のことが可能となります。
有料会員記事と会員記事の閲覧 本数制限なし
速報メール
ニュースレター
専用アプリ利用可
紙面ビューアー
スクラップ
MYキーワード
新聞記事(データベース)検索
追加料金なしで関連サイトが閲覧可能
提携プレミアムサービス
レビューでメリット、デメリットを比較
朝日新聞デジタルのメリット
では、早速、朝日新聞デジタルのメリットを探ってみましょう。7つのメリットを挙げました。
新聞記事+速報ニュース
朝日新聞デジタルでは、新聞紙面と同様、生ニュースや分析記事を読むことができます。さらに、これにプラスして、刻々と入電する生ニュースを読むことが出来ます。メールアドレスを登録しておけば、「朝日新聞ニュースレター」、「朝日速報ニュース」が随時、メールに届きます。
新聞紙だと、生ニュースは、次の朝刊や夕刊を待たないとわかりません。朝日新聞デジタルの大きなメリットと言えるでしょう。新聞紙の場合は、「待つ」ことが普通でしたが、「待たなくてもいい」時代に移行しているのかもしれません。
情報収集(スクラップ)が容易に
新聞紙の場合、情報収集(スクラップ)は、該当の記事を切り抜き、糊でスクラップブックやA4用紙などに貼る、あるいは、ビリリと破いて保存しておくなどの作業が必要ですが、朝日新聞デジタルなら、該当の記事を保存するだけでOKです。
記事一覧の形式で記事を読む場合は、それぞれの記事の上にある「スクラップ」の項目をクリックすれば、マイページのスクラップブックに保存されます。紙面ビューアーで読む場合は、該当記事をクリックし、画面横に出て来る「スクラップ」の項目をクリックすれば、スクラップブックに保存されます
瞬時にスクラップができてしまうという感覚を味わうことができます。
さらに、「MYキーワード」で、自分の関心ある言葉を登録しておけば、自動で、それらの言葉に関する記事を保存してくれます。たとえば、「新型コロナウィルス」「EU」「米国」などの言葉で登録しておけば、これらに関する記事を収集することができます。
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読み返しが容易に
もう一度、読み返したい時は、保存記事を呼び出せば、簡単に読むことができます。キーワードを入力して検索すれば、そのキーワードに関する記事をすべて出てきます。それぞれの記事を読み込んで、重要な、あるいは、面白いと思った記事だけを保存できるようになります。
情報を取捨選択し、自分に必要な記事を絞り込んでいくことができます。情報をうまく活用できるでしょう。これらの記事は、印刷して、テーマ、キーワード別にスクラップしてもいいでしょう。
これらのプロセスは、情報の純度を高めることにあたります。
新聞記事(データベース)検索
新聞記事(データベース)検索も大きなメリットです。新聞紙の場合は、過去記事の載った縮刷版で、読みたい記事を探さなくてはなりませんでしたが、朝日新聞デジタルなら、簡単に読みたい記事を瞬時に検索できます。
対象記事は、過去1年間となっています。関心を持ったテーマの記事を検索して、過去の情報を集めるといいでしょう。外出先などでも、同様に検索機能を使うことが出来ます。
いつでもどこでも手軽に読める
新聞紙でも持ち運べば、いつでもどこでも手軽に読めますが、朝日新聞デジタルの場合は、パソコンやスマートフォンでも読めますから、さらに、その利便性が増します。スマホなら、持ち運びやすく、ちょっと空いた時間に、最新のニュースをチェックできます。
紙面ビューアーを活用すれば、新聞紙の形で、記事を読むこともできます。これまで、紙で新聞を読む習慣に慣れている読者にはありがたいサービスです。
たまらない
新聞紙だと、紙ですので、整理しないと溜まってしまいますが、朝日新聞デジタルなら、新聞紙がたまるということがありません。快適に身軽に過ごすうえでは、大きなメリットになります。
1か月間の無料購読
電子版のレビューとなりますので、契約内容が充実しているデジタルコースを見てみます。すでに書いたように、1か月間無料となります。これは十分にお得です。1か月間無料で、新聞記事を中心とした紙面や、
速報メール
ニュースレター
専用アプリ利用可
紙面ビューアー
スクラップ
MYキーワード
新聞記事(データベース)検索
追加料金なしで関連サイトが閲覧可能
などの機能をじっくりチェックすることができます。
あまり、役に立たないと判断した時は、この1か月間の無料期間なら、解約金なしで解約することもできます。まさに、無料で、お試しすることができます。
朝日新聞デジタルのデメリット
こう見てくると、朝日新聞デジタルのメリットが多いことがわかります。ただ、デメリットもいくつかあります。
紙面を俯瞰(ふかん)できない
新聞紙を両手で開いて読むことができないことです。新聞を読むうえで大切なことの一つに、両手で開いて、ニュースを俯瞰することがありますが、朝日新聞デジタルだと、ニュースを俯瞰するということが簡単にできません。
紙面ビューアーで読めば、紙面の形式にはなりますが、パソコンやスマートフォンでは画面が大きくありませんから、新聞紙の大きさで読むことはできません。
情報が死蔵されやすい
朝日新聞デジタルは、情報収集や情報活用で優れていますが、その容易さから、情報を収集しただけで、死蔵されかねない危険性もあわせ持っています。常に、意識して、死蔵しないよう気を付けなくてはならないでしょう。
まとめ
インターネット時代の中で、新聞も大きく変わろうとしてます。朝日デジタルのメリットを見て来ると、効率的に、情報収集や情報活用ができるという点で、今後、朝日デジタルなどの電子版が伸びることであろうことが予想されます。
私も、新聞紙で読んでいるのは、読売新聞だけで、読売新聞、日経新聞、朝日新聞を電子版で読んでいます(読売新聞は、新聞を購読していると、無料で電子版も利用できます)。俯瞰できる、手を動かすことでアイディアが生まれるという点から、私はどちらかというと、「紙派」ですが、今後、電子版のメリットを知っていく中で、電子版派に移っていくのかなあ、とも考えています。
冒頭で説明しましたように、朝日新聞デジタルには、デジタルコースのほか、シンプルコース、ダブルコースがあります。内容は以下のようになります。
*シンプルコース>
シンプルコースは、月額980円(税込み)です。初回限定で、1か月間無料です。手軽に記事を読みたい方におすすめとしています。このコースに入ると、以下のことが可能となります。
有料会員記事と会員記事を合わせて月300本まで閲覧
速報メール
ニュースレター
専用アプリ利用可
*ダブルコース
ダブルコースは、新聞購読料金+月額1,000円(税込み)です。初回限定で、1か月間無料です。
このコースに入ると、以下のことが可能となります。
有料会員記事と会員記事の閲覧 本数制限なし
速報メール
ニュースレター
専用アプリ利用可
紙面ビューアー
スクラップ
MYキーワード
新聞記事(データベース)検索
追加料金なしで関連サイトが閲覧可能
デジタルコースと比べると、提携プレミアムサービスのみが利用できない形となっています。
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