黄砂の飛来が日本で多い地域は? いつからいつまで、黄砂の時期は続く?

 毎年春になると、中国大陸からの風が強まり、日本でも黄砂を観測することがあります。黄砂の飛来が日本で多い地域はどこでしょうか。また、いつからいつまで、黄砂の時期は続くのでしょうか。黄砂についてまとめました。

黄砂の飛来が日本で多い地域は?

黄砂とはどんな現象?

 黄砂の飛来が日本で多い地域を探る前に、まず、黄砂とはどんな現象かチェックしてみましょう。

 気象庁の公式サイトや、「プロが教える気象・天気図のすべてがわかる本」(ナツメ社)によると、黄砂は、日本から約3000キロ~5000キロ西にあるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの中国大陸の砂漠や、黄土の乾燥地帯から、強風で吹き上げられた砂やちりが上空の風に乗って海を越え、日本に飛来する現象です。

黄砂の飛来が多い地域をチェック

 中国大陸に近い場所ほど、黄砂の飛来が多くなっています。黄砂の飛来が日本で多い地域は、

 九州(福岡や長崎など)
 西日本(中国、四国地方)
 北日本(北海道や東北、北陸地方)

 となっています。

 飛んでくる距離が長くなれば、その途中で、黄砂は地上に落ちてしまいますから、そんな距離を考えれば、黄砂の飛来の多い地域がわかります。

黄砂の飛来が多い地域を過去のデータで見ると

 環境省の過去のデータを見てみましょう。

 2018年度の「黄砂飛来状況調査報告書」によると、都道府県別の黄砂日は以下のようになっています。

 鹿児島 7日
 島根  5日
 福岡  5日
 長崎  5日
 大分  5日
 広島  4日
 山口  4日
 佐賀  4日
 熊本  4日
 北海道 3日
 大阪  3日
 奈良  3日
 徳島  3日
 香川  3日
 高知  3日
 宮崎  3日
 富山  2日
 滋賀  2日
 京都  2日
 兵庫  2日
 和歌山 2日
 岡山  2日
 愛媛  2日
 沖縄  2日
 青森  1日
 岩手  1日
 秋田  1日
 石川  1日
 福井  1日
 岐阜  1日
 愛知  1日
 三重  1日
 鳥取  1日

 このほかの都県では、黄砂を観測しませんでした。

 東京都では、中部地方にある山脈や山岳地帯で黄砂がブロックされるため、黄砂が観測されない年が多くなっています。

東京で10年ぶりに、黄砂を観測

 ただ、2021年3月30日、東京で黄砂を観測しました。前回の観測は、2011年5月3日ですから、10年ぶりです。

 この日は、

 鹿児島
 福岡
 高松
 広島
 大阪
 名古屋
 東京
 新潟
 仙台
 札幌
 
 の10地点で、黄砂を観測しました。

 黄砂を観測しているのは、上記の10か所のほか、那覇の計11地点ですから、3月30日は、日本各地で広く黄砂を観測したことになります。

 中国大陸からの黄砂の量が多かったのと、風が強かったのが日本各地で黄砂が観測された原因とみられています。2021年は、その後も、たびたび 、黄砂が観測されています。
 
 黄砂情報は、気象庁の公式サイトでチェックできます。→こちらです

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いつからいつまで、黄砂の時期は続く?

 いつからいつまで、黄砂の時期は続くのかについても、黄砂の現象に大きく関係しています。

 中国大陸の砂漠や乾燥地帯は、冬の間、雨が少ないことから、地面が一層、乾きます。そして、春になって、低気圧に伴って発生する風で、砂やちりが上空に吹き上げられ、偏西風に乗って日本にまで飛来します。

 このため、黄砂は3月頃から5月頃までに集中して発生します。

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黄砂による健康被害に注意

 黄砂による健康被害に注意したいものです。

 黄砂は、

 ・目のかゆみや鼻水、くしゃみなど目、鼻、皮膚のアレルギー症状
 ・呼吸器疾患
 ・循環器疾患

 を悪化させる恐れがあります。

 ・不要不急の外出を控える
 ・外出時はマスクを着用する
 ・換気は最小限にする
 ・室内清浄機を使用する

 ことを心がけましょう。

まとめ

 黄砂が飛来すると、空はどんよりとかすみ、遠くまで見通せなくなります。こんな現象が起きたら、車の運転にも気をつけることも大切です。

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