深川八幡祭りの歴史は？「水かけ祭り」と呼ばれる理由は？　２０２３年の日程や場所も網羅

　深川八幡祭りは、「水かけ祭り」として良く知られています。２０２３年は６年ぶりに、本祭りが開催されます。深川八幡祭りの歴史はどうなっているのでしょうか。また、深川八幡祭りが「水かけ祭り」と呼ばれる理由は何でしょうか。２０２３年の日程や場所も網羅して、深川八幡祭りについてまとめました。

深川八幡祭りの歴史は？

深川八幡祭りの由来

　江戸時代に始まった歴史のある祭りです。江戸幕府の３代将軍・徳川家光が、長男の家綱が誕生したのを祝って始めたと言われています。神輿の数は年を追うごとに増えてきました。

深川八幡祭りは、江戸三大祭りの一つ

　深川八幡祭りは、富岡八幡宮の例大祭です。

　赤坂・日枝神社の山王祭
　神田明神の神田祭

　とともに、「江戸三大祭り」の一つとして、多くの人々に親しまれています。

　深川八幡祭りは毎年８月１５日を中心に、年ごとに、

　本祭り
　御本社祭り
　蔭祭り

　の順で行われれています。

　２０１７年は本祭り
　２０１８年は御本社祭り
　２０１９年は蔭祭り
　２０２０年は本祭り

　となっていました。ただ、２０２０年の本祭りは、新型コロナウィルス感染防止のため、延期されていました。今回は、前回の２０１７年から６年ぶりの本祭りとなります。

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深川八幡祭りの見どころは？

　本祭りの見どころは、神様が乗っ御鳳輦（ごほうれん）の渡御と、各町の神輿による連合渡御でしょう。連合渡御は、神様に感謝する意味が込められています。

御鳳輦（ごほうれん）の渡御

　御鳳輦の渡御は、８月１２日午前８時、富岡八幡宮による神幸祭の中で行われます。

　御鳳輦はトラックに載せられ、氏子の地域７０か所を巡ります。神様がそれぞれの町を見て回り、御神徳を与えてくれます。そのうち１２か所では、舞姫による神楽舞奉奏が行われます。

　御鳳輦は、屋根に金色の鳳凰の飾りがある神輿です。富岡八幡宮の公式ホームページによると、同八幡宮には、江戸・元禄時代の豪商、紀伊国屋門左衛門が奉納したとされる総金張りの豪華な宮神輿があったそうですが、関東大震災で焼失してしまいました。

　これに代わったのが、平成３年に奉納された黄金の大神輿です。ただ、この神輿は４．５トンと重いうえに大きく、毎年担ぐことが難しかったため、新しい神輿が製作されました。

　黄金の大神輿が「一の宮」、新しい神輿が「二の宮」と呼ばれています。

各町の神輿による連合渡御

神輿渡御のコース

　本祭り、御本祭りの時は、神輿渡御が行われます。各町から５０基以上の神輿が参加します。

　神輿の連合渡御は、午前７時３０分、富岡八幡宮での宮出に始まります。

　神輿は、

　永代通り
　　↓
　大門通り
　　↓
　江戸資料館通り
　　↓
　清洲橋通り
　　↓
　新川
　　↓
　永代通り

　のルートで渡御して、

　午後３時３０分、富岡八幡宮に宮入して終了です。

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深川八幡祭りが「水かけ祭り」と呼ばれる理由は？

　神輿渡御で、神輿やその担ぎ手たちに、水がかけられるため、「水かけ祭り」とも呼ばれるようになりました。

　「ワッショイ、ワッショイ」の威勢のいい掛け声が響く中、永代橋付近を中心に、水かけが行われます。消防団員も消火栓にホースをつないで、勢いよく放水します。大きなタンクに水を貯め、そこから、バケツや手桶どを使って、水をかける人々もいます。観客が水をかける風景も多く見られます。

　神輿や担ぎ手を水で清めます。猛暑の中ですから、担ぎ手たちの身体を冷やそうという願いも込められています。

　観客と担ぎ手が一体となって、祭りは大いに盛り上がります。水かけシーンはぜひとも、目にし、記憶に残したいものです。

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２０２３年の日程や場所も網羅

　深川八幡祭りは２０２３年８月１１日（金）から８月１５日（火）まで、

　富岡八幡宮（江東区富岡１ー２０ー３）とその周辺地域

　で開かれます。

　詳しいスケジュールは、公式サイトのこちらをご覧ください。

深川八幡祭りへのアクセスは？

　深川八幡祭りへのアクセスは以下のようになります。

電車の場合

　東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線の門前仲町で下車して、徒歩約３分です。
　

車の場合

　首都高速９号深川線の木場インターで下車して約３分です。

　混雑するので、電車がおすすめです。



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まとめ

　深川八幡祭りは２０２３年、本来の形で開催されます。深川八幡祭りを大いに満喫しましょう。

　また、食は文化なりと言います。深川といえば、名物に、あさりを使った深川飯があります。あさりとネギを味噌で煮込み、ご飯にぶっかけた漁師飯のものと、あさりをご飯に炊き込んだもののの２種類があります。祭りを堪能するとともに、下町にある、深川飯の名店を訪ねるのも、また、楽しいひと時になるでしょう。

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