皆既月食とは、簡単にわかりやすく解説 2022年の時間や方角は? 

 皆既月食と呼ばれる現象が時々、起きます。皆既月食とは、どんな現象なのでしょうか。皆既月食の月が赤黒い理由も含めて簡単にわかりやすく解説します。また、2022年に皆既月食が起きるのであれば、その日の時間や方角はどうなっているのでしょうか。皆既月食についてまとめました。

皆既月食とは、簡単にわかりやすく解説

欠け始めた月

 皆既月食とは、太陽、地球、月がこの順番で一直線上に並び、満月が地球の影に完全に隠される現象です。

 皆既月食の月は、地球の影に完全に覆われますが、見えなくなるのではありません。赤黒い色に見えます。「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれて、よく知られています。

 皆既月食の月が赤黒い理由は、太陽光の中の赤色が地球の大気で屈折して月に当たるためです。

 2022年は、11月8日(火)に皆既月食の現象を見ることができます。

 2021年は、5月26日(水)で、2018年7月以来、約3年ぶりでした。

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2022年の皆既月食の時間や方角は?

 では、早速、2022年の皆既月食の時間や方角をチェックしていきましょう。

2022年の皆既月食の時間

 2022年11月8日(火)午後7時16分頃、皆既食が始まり、午後8時42分頃、皆既食が終わります。

 午後9時45分頃、満月に戻ります。

 2018年7月の時の皆既月食の時間は明け方でしたので、2022年のほうが2021年の時と同様、より観測しやすい時間になります。

2022年の皆既月食の方角は?

 
 2022年の皆既月食の方角は、南東の空になります。

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2022年11月8日の皆既月食は天王星食も

 2022年11月8日の皆既月食は86分間と長いうえに、月食中に天王星が月の後ろに隠される天王星食も起こります。非常に珍しい月食です。

 月食と天王星食が同時に発生する天文現象は、安土桃山時代以来、442年ぶりとなります。

 2021年5月26日の皆既月食は、月が最も大きいスーパームーンでした。楕円軌道で地球の周りを公転している月が地球に最も近づくからで、地球から最も遠い月に比べると、大きさで約14%大きく、明るさで約30%明るく見えました。

 スーパームーンは、天文学の用語ではなく、占星術から名付けられた言葉です。皆既月食で、スーパームーンになるのは、1997年9月以来24年ぶりでした。次回は、2033年10月8日です。

 年によって、さまざまな天体ショーが繰り広げられています。

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まとめ

 2022年11月8日の皆既月食は、宇宙のおもしろさを身近に感じられる貴重な機会になりそうです。大いに、天体ショーを楽しみましょう。

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