勝鬨橋の由来や歴史は? ライトアップの勝鬨橋とともに夜景を楽しむ アクセスも良く 

 隅田川に架かる勝鬨橋(東京都中央区)は以前、橋の中央が跳ね上がって船舶を通した橋として知られていました。現在は跳開しませんが、勝鬨橋の由来や歴史はどうだったのでしょうか。勝鬨橋についてまとめました。

 ライトアップされた勝鬨橋とともに周囲の夜景を楽しむこともできます。アクセスもいいですから、ぜひ、一度、訪れるといいでしょう。 

勝鬨橋の由来や歴史は?

 築地から勝鬨橋に向かう手前には、「かちときのわたし」と刻まれた石碑があります。

 勝鬨橋の少し上流には、築地と対岸の月島を結ぶ「月島の渡し」(明治 25年=1892年開設)がありましたが、月島の発展で、月島の渡しだけでは、交通量がさばけなくなり、明治38年(1905年)、勝鬨の渡しが開設され たといいます。

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「かちどきのわたし」の石碑

 渡船は、月島の工場へ通う人々の重要な交通機関となり、月島の工業地帯発展に貢献したそうです。昭和15年(1940年)、船が通過する際、橋の中央が跳ね上がる可動橋(跳開橋)の勝鬨橋が完成して、勝鬨の渡しは廃止されました。

 隅田川には、

 佃
 月島
 勝鬨
 
 などの渡しがありました。隅田川の水上交通が人々の生活を支えたことがわかります。

 勝鬨橋は以前、1日に5回跳開されましたが、次第に、船舶の通行量が減ったことから、昭和45年(1970年)に、可動部がロックされて跳ね上がることがなくなりました。隅田川の渡しや水上交通の歴史を少しずつ学んでいくと、さらに、勝鬨橋の散策が楽しくなるでしょう。

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勝鬨橋のライトアップで夜景を楽しむ

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上流を望む

 勝鬨橋は日没からライトアップされます。

 橋に到着すると、緑と青でライトアップされた勝鬨橋が目に飛び込んできます。周囲の高層ビル群とマッチして、幻想的です。下流や上流に目を転じると、大小のビルから発する白やオレンジが悠々と流れる川に映ります。オレンジ色に輝く東京タワーも見えます。

 水面に映える夜景を見ていると、気分がゆったり落ち着きます。少し歩けば、様々に変化する夜景を楽しむことができます。

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勝鬨橋へのアクセス

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下流を望む

 東京メトロ日比谷線築地駅から徒歩で約8分
 都営大江戸線築地市場駅から徒歩で約8分

 です。アクセスはいいでしょう。

まとめ

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中央に見えるのが東京タワー

 勝鬨の渡しなど、勝鬨橋ができるまでは、渡しでにぎわった歴史に想いをはせると、有意義な一夜になります。冬など大気が澄んでいれば、夜景は一層、美しさを増します。



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