座禅の一つに、立って座禅をする立禅(りつぜん)があります。立禅の簡単なやり方や適切な時間はどうなるでしょうか。立禅を知って、姿勢、呼吸、そして、心を整える効果を実感しましょう。
立禅の簡単なやり方や適切な時間は?
立禅の簡単なやり方は?
庭園デザイナーとしても活躍している建功寺住職の枡野俊明さんは、著書「禅、シンプル生活のすすめ」の中で、立禅(りつぜん)を通勤時間に取り入れたら、ということを提案しています。
枡野俊明さんによると、立禅の簡単なやり方は以下のようになります。
つり革につかまる
姿勢を整える
立ったまま、丹田(へそのやや上のお腹)に意識を集中する
呼吸を整える
最後に、心を整える
「座禅とは、まず姿勢を整え、次に呼吸を整え、最後に心を整えること。この三つが整ってはじめて座禅となります」と枡野俊明さんは著書で書いています。
立禅では、座って姿勢を整えることはできませんが、呼吸、そして、心を整えることはできます。
立禅の適切な時間は?
立禅の適切な時間は、まず通勤時間なら、それに応じた時間でいいでしょう。座禅の狙いは、姿勢を整え、呼吸を整え、心を整えることですから、短い時間でも構いません。
私は会社員時代、だいたい3分くらいを目安に、立禅をしていました。3分というと短いようにも感じられるかもしれませんが、姿勢を整え、呼吸を整え、心を整えることができました。私は目を閉じて、立禅しましたが、自分との対話には十分な時間でした。貴重な時間となり、座禅を終えると、すっきりしました。
車窓を流れる風景がどこか爽やかに感じられたことを覚えています。仕事に対する活力もわいてきました。
姿勢、呼吸、そして、心を整える効果を実感しましょう
枡野俊明さんは、通勤時間のほか、わずかな空き時間でも、立禅することをすすめています。少しでも時間があったら、立禅をして、姿勢、呼吸、そして、心を整える効果を実感したらいいでしょう。
立禅は、精神を安定させてくれるセロトニンの分泌を促進するとの研究結果も出ています。
このため、立禅には、
不安感
不眠
ストレス
などを解消してくれる効果があるとされています。
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まとめ
私は、通勤電車の中では、ラジオ体操にならって、
首を回す
肩を上下させる
背伸びする
手首、足首を回す
といったプチ運動も行っていました。
通勤ラッシュでなかなか、新聞や本を読めないのが難点ですが、立禅をして、プチ体操をして、充実した時間となっていたことを覚えています。今は、コロナ禍のため、外出することも多くありませんが、自宅の中で、立禅、プチ体操をしています。
禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫) [ 枡野俊明 ]
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