東京・大手町と箱根を往復する東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）が２０２４年も開催されます。今回が１００周年記念大会になることから、従来より２チーム多い２３チームの精鋭が仲間と切磋琢磨して鍛えた走力で全１０区間で競い合います。
箱根駅伝２０２４年の日程はいつになるでしょうか？また、コースの地図や距離、区間記録はどうなっているのでしょうか。箱根駅伝についてまとめました。
箱根駅伝２０２４年の日程はいつ？
箱根駅伝は毎年１月２日と１月３日に行われています。
２０２４年は、
１月２日が火曜日
１月３日が水曜日
になります。この時期は、年始休みの方が多いでしょう。
１月２日が東京・大手町から箱根に向かう往路
１月３日が箱根から東京・大手町に戻る復路
となっています。
また、予選会は２０２３年１０月１４日、立川市内で行われます。２０２３年は、立川市街地を含む、
陸上自衛隊立川駐屯地
↓
立川市街地
↓
国営昭和記念公園
の２１．０９７５kmがコースとなります。
２０２３年の成績上位１０校（シード校）以外の１３チームが選出されます。２０２４年新春の箱根駅伝は１００回目となることから、関東以外の大学にも門戸が開放され、予選会には
京産
立命
皇学館
愛知工
環太平洋
日本文理
大阪経済
札幌学院
中京
信州
放送大関西
の１１校も参加、全部で５７校が本大会への出場枠１３を目指します。２０２４年大会では、従来のような関東連合チームは結成されません。
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箱根駅伝のコースの地図や距離や区間記録は？
往路
１区 東京大手町→鶴見中継所 ２１．３キロ
大手町の読売新聞東京本社前をスタートし、ビル街をまず走ります。全体的に平坦なコースで、各チームの選手による競り合いが続きます。１区でつまずくと、レース展開が狂うことになりますから、各チームとも、準エースの選手が走ることが多くなっています。
７．５キロ付近の新八ツ山橋付近と、１８キロ付近の六郷橋付近にアップダウンがあり、トップ争いが激しくなります。１区最大の見どころになります。
区間記録 １時間０分４０秒 ２０２２年 中央大学 吉居井大和選手
２区 鶴見中継所→戸塚中継所 ２３．１キロ
往路の最長区間で各校のエースが力量を競います。「花の２区」と言われています。
最長の距離に加え、１４キロ手前から約１．５キロ続く権太坂と、戸塚中継所手前まで３キロ続く２つの上り坂があり、難コースになっています。「ごぼう抜き」が毎年、駅伝を盛り上げています。
区間記録 １時間５分４９秒 ２０２１年 東京国際大学 ビンセント選手
３区 戸塚中継所→平塚中継所 ２１．４キロ
選手は正面に富士山を見て走り抜けます。ただ、湘南海岸沿いを走るため海風が強く、日差しも浴びると、体力を消耗しかねません。最近は、エース級の選手を投入するチームも増えています。
区間記録 ５９分２５秒 ２０２０年 東京国際大学 ビンセント選手
４区 平塚中継所→小田原中継所 ２０．９キロ
この区間の旧東海道は、細かなアップダウンがあります。小田原市内に入ると、箱根まで約３キロにわたって、緩やかな上り坂が箱根まで続きます。
区間記録 １時間００分００秒 ２０２３年 東京国際大学 ビンセント選手
５区 小田原中継所→箱根芦ノ湖 ２０．８キロ
「天下の剣」の箱根の山を一気に駆け上るコースです。標高は、小田原中継所が４００メートル、国道１号線最高地点が８８５メートルですので、標高差は８４５メートルになります。
山上りのスペシャリストは、「山の神」とも呼ばれており、毎年、注目を浴びます。順位の入れ替えが頻繁に行われ、目を離せない目まぐるしい展開になります。終盤は下りにもなり、変化にどう対応するかが順位を左右します。
区間記録 １時間１０分０４秒 ２０２３年 城西大学 山本唯翔選手
復路
６区 箱根芦ノ湖→小田原中継所 ２０．８キロ
５区が山上りのスペシャリストなら、５区と同じ区間を走るランナーは山下りのスペシャリストとなります。
スタートから約４キロ上りがあり、最高点に達したら、ずっと下り続けるコースになります。カーブが連続し、うまくコースを取れるかどうかも走行時間を大きく左右します。寒気で路面が凍っていることもあり、ランナーにとっては注意が必要になります。
５区同様、順位が大きく変わる展開もあります。
区間記録 ５７分１７秒 ２０２０年 東海大学 館沢亨次選手
７区 小田原中継所→平塚中継所 ２１．３キロ
寒暖の差をどう克服するかが走りを左右するコースになっています。スタート当初は、箱根の山からの冷たい風を受けて走りますが、中盤になると正面から強い日差しを受けることになります」。
最初は平たんなコースになっていますが、国府津駅を過ぎると、細かなアップダウンを繰り返すことになります。
区間記録 １時間１分４０秒 ２０２０年 明治大学 阿部弘輝選手
８区 平塚中継所→戸塚中継所 ２１．４キロ
スタート当初は平たんですが、中盤から、上り坂が多くなるコースとなっています。１キロで１メートル上る遊行寺の急坂は、５、６区の箱根の山の上り下りに匹敵する難所で、その後も、上り坂２つがあります。
直射日光を受けることから、脱水症状を起こす選手も見られます。
区間記録 １時間３分４９秒 ２０１９年 東海大学 小松陽平選手
９区 戸塚中継所→鶴見中継所 ２３．１キロ
往路の２区を逆から走るコースで、２区同様、各チームのエースが競い合います。約１．５キロ続く権太坂をはじめ、２区とは反対に下りが多くあります。
スピードに乗れますが、あまり序盤から飛ばし過ぎると、後半にばてるケースも。ペース配分がかぎになります。
翔
区間記録 １時間７分１５秒 ２０２２年 青山学院大学 中村唯翔選手
１０区 鶴見中継所→東京大手町 ２３．０キロ
終盤は銀座、日本橋を経由して大手町の読売新聞東京本社前にゴールします。
コースは平たんですが、ゴール前で競り合いになることや、シード権争いの走りが見られるなど、毎年、レースのフィナーレにふさわしい数々のドラマが生まれています。
区間記録 １時間７分５０秒 ２０２２年 青山学院大学 中倉啓敦選手
コースの地図については、公式サイトのこちらもご覧ください。
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まとめ
冬の風物詩として人気の高い箱根駅伝を大いに楽しみましょう。
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