夏本番は、いつからいつまで? その意味は? 地球温暖化の影響も探って

 夏に向けて、気温がぐんぐん上昇してくると、マスコミなどが、「夏本番が到来した」などと報道します。夏本番は、いつからいつまでの時期を指すのでしょうか。また、その意味は何でしょうか。地球温暖化の影響も含めて探ってみました。

夏本番は、いつからいつまで?

 夏本番がいつからいつまでについては、明確な定義がありませんが、現在は、気象庁が毎年行う梅雨明け宣言を夏本番の開始時期とする見方が主流になっています。

 暦の上で、大暑(2024年は7月22日)は最も暑い頃とされますが、暑さはさらに厳しさを増し、8月初旬から8月中旬にピークとなります。

 最高気温が30度以上の真夏日
 同35度以上の猛暑日

 が連日、多湿とともに続きます。プールやかき氷などで涼を取る人々が多くなります。

 夏本番が、いつまでかについては、8月初旬から8月中旬の時期までと見ることができるでしょう。

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夏本番の意味は?

 本格的な暑さがやってきた、という意味が込められています。暑い夏の表現としてもぴったりきます。

夏の風物詩も夏本番を感じる時に

 夏の風物詩も夏本番を感じる時になります。

 花火
 納涼船
 甲子園での高校野球
 風鈴

 などに接するたびに、その感が強まります。

 セミ
 コオロギ
 スズムシ

 などの鳴き声も夏本番の音色となります。

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地球温暖化の影響は?

 気象庁のデータによると、2022年-2017年、最高気温が35度以上の猛暑日日数は東京都で以下のようになっています。2023年については、まだ、データが公表されていません。

 2022年 16日
 2021年  2日
 2020年 12日
 2019年 12日
 2018年 12日
 2017年  2日

 また、全国の年代別の猛暑日日数で見ると、

 2010年代 79日
 2000年代 35日
 1990年代 37日
 1980年代  9日
 1970年代 15日

 となっています。猛暑日が2010年代に急増してきたことがわかります。 

 最高気温の歴代ランキングでは、以下のようになっています。

 浜松(静岡県) 41.1度(観測日2020年8月17日)
 熊谷(埼玉県) 41.1度(同  2018年7月23日)
 美濃(岐阜県) 41.0度(同  2018年8月 8日)
 金山(岐阜県) 41.0度(同  2018年8月 6日)
 江川崎(高知県)41.0度(同  2013年8月12日)
 天竜(静岡県) 40.9度(同  2020年8月16日)
 多治見(岐阜県)40.9度(同  2007年8月16日)

 地球温暖化の影響を感じることも多くなってきました。

 2024年の夏本番はどうなるでしょうか。地球温暖化についても、しっかり考えたいものです。

まとめ

 夏本番は、暑い夏で、不快感も高まります。暑さ対策には万全を期しましょう。熱中症には気を付けたいものです。

 夏本番はまた、日本の四季の移り変わりを感じるものともなります。四季のない国に滞在すると、日本の四季の良さがよくわかります。夏の風物詩を楽しみ、四季の良さに目を向けるのも、夏本番ならではの日々の過ごし方になります。

 写真は、東京・千代田区の和田倉噴水公園。涼を取ることができます。

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