ノロウィルスによる感染性胃腸炎の症状は? 感染経路なども知って、賢く予防!

 ノロウィルスなどによる感染性胃腸炎が猛威を振るい始めました。ノロウィルスなどの感染性胃腸炎はどんな症状なのでしょうか。感染経路や潜伏期間などを知って、賢く予防したいものです。

 ◇感染性胃腸炎とは?

 ノロウィルスやロタウィルスに感染することで引き起こされる胃腸炎です。毎年秋頃から感染が始まり、12月から翌年の1月にかけて、感染者が急増します。今年は、国立感染症研究所の発表によると、全国の小児科約3000か所からの報告で、11月28日から12月4日までの1週間に、患者数が54876人となり、1医療機関あたりの患者数が17.37人に達しました。昨年同期比で3倍近くになっています。

 1医療機関当たりの患者数20人以上が警戒レベルで、10都道県がこれに該当する事態となっています。10都道県と1医療機関あたりの患者数は以下の通りです。これらの地域では特に、警戒が必要でしょう。

 宮城県  45.75人
 山形県  33.47人
 三重県  27.71人
 埼玉県  26.73人
 東京都  26.64人
 神奈川県 23.62人
 奈良県  23.09人
 宮崎県  20.83人
 千葉県  20.24人
 兵庫県  20.12人

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 ◇症状は?

 ・嘔吐
 ・下痢
 ・腹痛
 ・発熱
 ・悪寒
 ・筋肉痛
 ・倦怠感
 
 などが主な症状です。ノロウィルスの感染力は非常に強く、1日から2日の潜伏期間を経て発症します。数時間で発症ということも珍しくありません。猛烈な下痢に襲われることも多く、脱水症状で、体力のない子供や高齢者は重症化しやすくなっています。こまめな水分補給に努めることが大切です。乳児は急速に病状が悪化することもあり、警戒しましょう。脳症や腎症などの合併症を引き起こすと、命が危険になります。

 ◇感染経路を知って、予防を!

 感染経路を知ることで、感染を予防することができます。

 ・接触感染

 ノロウィルスが手や指に付着、そのウィルスがさらに口に入って感染します。感染者が使用したトイレの便座やドアノブにノロウィルスが付着、これに触れることで感染します。また、感染者の吐しゃ物に誤って触ってしまった場合も同じです。
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 予防 手洗いを励行することで、感染を防ぐことができます。

 ・飛沫感染

 感染者の咳やくしゃみによって、ノロウィルスが空気中に飛び散り、それを吸い込むことで感染します。感染者の吐しゃ物からノロウィルスが空中に飛び散り、それを吸い込むことで感染することもあります。
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 予防 うがいを励行することで、感染を防ぐことができます。幼稚園児や小、中学生、高校生らは学校で感染することが多くなっています。集団感染が拡大した場合は、学校を休むことも必要になります。

 ・生食による感染

 ノロウィルスに感染した二枚貝や魚介類を生で食べることで感染します。特に、牡蠣の生食による感染が多く、注意が必要です。
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 予防 ノロウィルスは熱に弱いので、十分に加熱することで、感染を防ぎ、食中毒にならなくてすみます。牡蠣などの中心部まで85度から90度を目安に火を通せば、殺菌できます。

 ◇まとめ

 予防策は万全のものではありませんが、ノロウィルス感染を最大限、防ぐことができます。これからのシーズン、ノロウィルスのピークを迎えますから、日頃から気に留めておくといいでしょう。
 また、ノロウィルスはインフルエンザのようなワクチンがなく、感染してしまった場合は、症状を和らげる対処療法が行われます。脱水症状に気を付けて水分補給するとともに、安静にして体力の消耗を防ぐことが大切です。

 トップのイラストは、「いらすとや」のものです。

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