知のソムリエ  

知性を磨く 幸福と自由、独立のために

「読書」の記事一覧

「養生訓」を書いた貝原益軒の本の読み方は? 古典を重視、先人の名言も学ぶ 

 人生の生き方を説いた江戸時代の啓蒙書「養生訓」を読んでいると、著者の儒学者である貝原益軒が本の読み方として、古代中国の古典を重視して読み込んでいたことがわかります。引用された先人たちの豊富な名言はズシリと胸に響きます。 […]

執着しない、小欲知足、無分別の意味を知って生きる 「ためない練習」(名取芳彦著)の感想から

 心を乱すことになるから、執着(しゅうじゃく)しない。欲を少なくして、足ることを知る(少欲知足)。分別は迷いの根源となるので、無分別に徹する。密蔵院(東京・江戸川区)住職・名取芳彦さんの著書「ためない練習」(三笠書房)を […]

ショウペンハウエルの読書方法は? 著書「読書について」から学ぶべきことは?

 ドイツの哲学者アルトゥル・ショウペンハウエル(1788年-1860年)の読書方法は、どんなものだったのでしょうか。著書「読書について」から、学ぶべきことを探ってみました。 ショウペンハウエルの読書方法は? 著書「読書に […]

「道は開ける(カーネギー著)」の名言から不安解消の方法を学ぶ 本の内容も要約

 不安をどう解消するか――。これは、人間にとって普遍的なテーマでしょう。米国のYMCAの夜間学校で様々な講義を行ったデール・カーネギー(1888年-1955年)は、この「不安」の研究を続け、その成果をまとめた本「道は開け […]

道元禅師の名言「欠気一息あるべし」から、座禅のありかたを学ぶ

 欠気一息(かんきいっそく)あるべし—―。「道元『禅』の言葉」(境野勝悟著)を読むと、道元禅師のこんな名言(禅語)に出会います。静かな所で、身をきちんと整え、深く、すーっと息を吐き出す。プチ座禅でも立禅でもいいでしょう。 […]

無功徳とは、どんな意味の禅語? 無功徳の出典は達磨大師? 座右の銘にしよう

 「無功徳(むくどく)」という禅語は、大切にしたい生き方を示してくれる言葉の一つです。無功徳とは、どんな意味の禅語でしょうか。また、無功徳の出典は達磨大師でしょうか。建功寺(神奈川県)住職の枡野俊明さん、境野勝悟さん、そ […]

アランの本「幸福論」の要約は難しい? 「幸福論」のおすすめの読み方は?

 幸福は偶然、手に入るものというイメージがあります。多くの方々がそんなふうに思うかもしれませんが、フランスの哲学者アラン(本名エミール・オーギュスト・シャルティエ、1868年-1951年)は、幸福は自分から追い求めて得る […]

フランスの哲学者アランのプロポとは? 毎日、便箋2枚分の記事を書き続ける

 フランスの哲学者アラン(本名エミール・オーギュスト・シャルティエ、1868年-1951年)は、プロポと呼ばれる記事を毎日、便箋2枚分、書き続けました。プロポとは、どんな記事だったのでしょうか。アランのプロポについてまと […]

池波正太郎の代表作「鬼平犯科帳」 江戸の古地図を見ながらこの時代小説を読むと

 池波正太郎の代表作のひとつに「鬼平犯科帳」があります。江戸と東京を比べた地図「大江戸今昔マップ」を見ながら、この時代小説を読み返してみました。そうすると、主人公である長谷川平蔵が当時の特別警察ともいうべき「火付盗賊改方 […]

江戸の治安は? 町奉行や同心らの組織が庶民の暮らしを守る 江戸時代の平和の理由がわかる

 江戸の治安は、どう保たれていたのでしょうか。こんな疑問が時々、浮かびますが、調べてみると、町奉行や同心らの組織が庶民の暮らしを守っていたことがわかります。江戸の平和が長期間、維持されてきた理由がここにあります。 江戸の […]