B-1グランプリ食堂 鉄道高架下をうまく活用し、日本全国各地の人気B級グルメを提供 町おこしにも

 鉄道路線の高架下も大きく変わってきているようです。先日、JR御徒町駅から秋葉原駅に歩き、途中にある「B-1グランプリ食堂」を見て、そう感じました。昭和世代の私は、高架下と言うと、ちょっと、赤提灯で、といったイメージも持っていますが、高架下の有効活用がうまく進んでいます。ユニークな小型キッチンカーが並ぶ「B1グランプリ食堂」で、食事をしてみました。

 小型キッチンカーは、白と赤、白と青で塗られ、このキッチンカーで料理を調理し、お客さんに提供する形を取っています。四日市トンテキ、いちのせきハラミ焼き、勝浦タンタンメン、山形芋煮カレーうどん、甲府鳥もつ煮、なよろ煮込みジンギスカン、なみえ焼きそば、津ぎょうざ、出雲ぜんざい、久慈まめぶ汁、今治焼豚玉子飯、上対馬とんちゃんなど、見た目も美味しそうなものばかりです。

 4日から半額セールも始まっており、この日の半額商品の十和田バラ焼き(通常500円が250円)=トップの写真=と、本荘ハムフライ(200円)のチケットを専用機で購入し、キッチンカーに行って店員の方に食べ物を注文しました。十和田バラ焼きは、牛バラ肉と玉ねぎを、醤油ベースの甘辛ダレで焼いた料理で、牛バラ肉に、玉ねぎがからんで、美味しく食べることができました。

 本荘ハムフライは、プレスハムをラードで揚げてあります。特製のソースをかけて、熱々のハムフライをほうばりました。

 1品の量があまり多くないことから、多くの食べ物をたくさん味わうことができます。もちろん、大量に食べたい場合は、フルサイズを食べることもできます。この日は、1人で行きましたが、家族や友人らと行けば、パーティー気分を満喫できるでしょう。まもなく、花見のシーズンを迎えますが、ここで、食事を買い込んで、近くの上野公園に花見に行くのも楽しそうです。

 「B-1グランプリ食堂」は、ご当地グルメを通じて、町おこしに取り組む「ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)が毎年、各地で行うイベントに基づくもので、その常設公認店です。JR東日本都市開発が2015年7月から運営しています。

 御徒町-秋葉原駅間の高架下には、「ものづくり」がテーマの商業施設や、各都道府県の名産品を販売する店「日本のいいもの商品市場」もあります。

 高架下はちょっと一杯、というイメージを変えて、ショッピングや食事も楽しみたいと思います。

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本荘ハムフライ

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キッチンカー

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チケット販売所