衣替えの時期 夏のスーツの簡単収納法 冬服にも応用

 10月1日から多くの地域で衣替えの時期が始まります。夏に着たスーツを場所を取らず収納するにはどうしたらいいか頭を悩ませるところです。夏服だけでなく、冬服にも応用できる簡単収納法をご紹介します。

 洋服ダンスが十分にあって、ハンガーに、すべての季節のスーツをかけて収納できるスペースがあれば、そのままでいいと思いますが、なかなか、そうした収納スペースを確保できないケースも多くあります。そんな人にぴったりのスーツ収納法です。

 夏の間、着たスーツですから、汗が染み込み、汚れも目立つはずです。まずは、濡れタオルで汗や汚れを落とし、ブラシで丁寧にほこりを取ります。そのうえで、クリーニングに出します。戻ってきたら、収納開始です。

 ここで使うのは、プラスティック製のフィッツ(衣装)ケースや通気性のいい紙箱です。今は少なくなりましたが、昔、学生服などを購入した時は、洋服店や百貨店では、服を紙箱に入れてくれたものです。

 夏のスーツを丁寧に折りたたみ、フィッツケースや紙箱に入れていきます。ゆったりスペースを使い、あまり、詰め込み過ぎないことが大切です。最後に、防虫剤を入れます。

 フィッツケースや紙箱にスーツを入れたら、これらを、太陽の直射日光が当たらない押し入れの天袋などに入れます。湿気がないかどうかも気を付けたいものです。フィッツケースや紙箱に入れない場合は、直接、タンスの引き出しに収納してもいいでしょう。時々、虫干しします。

 洋服ダンスのハンガーかけには、常に、その季節に着るスーツだけが並ぶことになります。使わないスーツはハンガーかけにはありませんから、取り出しもスムーズにできます。

スポンサードリンク

 冬のスーツも使わない季節になったら、6月1日からの衣替えで、同じように収納できます。春、夏用のスーツを洋服ダンスのハンガーにかければいいだけです。服にしわがあったら、自分でアイロンを丁寧にかけるか、クリーニングに出せばいいでしょう。

 私は定年退職し、スーツは全く着なくなりました。大量のスーツがあり、その保存スペースが多くて困っていましたが、スーツを折りたたんで収納することで、不要な服が目に入らず、すっきり感が増しました。

 季節に合わせて、いつも着る服だけを洋服ダンスのハンガーにかければいいだけです。洋服ダンスのスペースが有効に活用でき、物にあふれない生活が取り戻せそうです。もちろん、不要なスーツは処分することにしています。

 こうした収納法は新しいものではありません。洋服のスーツですから、明治時代のころから、家庭で行われていた収納法です。もう一度、昔からの先人たちの知恵を生かしてみてはいかがでしょうか。

 衣替えは、季節の変わり目を感じ取ることができるものです。フィッツケースや紙箱を使い、スーツを折りたたんで収納することで、日本ならではの季節の変化を感じ取ることもできます。大切に使うという感覚も自然と身についてくるでしょう。

スポンサードリンク