「幸福だから笑うわけではない。むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい」(「幸福論」石川湧訳)。この言葉は、幸福は自分から追い求めて得るものである、ということを説いたフランスの哲学者アラン(本名エミール・オーギュスト・シャルティエ年)のものですが、日本テレビの長寿番組「笑点」を見ていても、この言葉がピタリとあてはまります。
至福ともなる笑いを求めて、ぜひ、「笑点」を観覧したいものです。観覧するための方法を調べてみました(トップのイラストは、いらすとやのものです)。
「笑点」は毎週日曜日午後5時半から始まる30分番組です。テレビを見ていると、観客席が映りますが、主に、東京・水道橋の後楽園ホールで収録が行われています。
日本テレビでは、不定期に観覧者を募集しており、観覧を希望する場合には、これに応募する必要があります。
応募の方法は、往復はがきを送るか、「笑点」のホームページを通じて申し込むかです。どちらも、
住所
氏名
年齢
観覧希望日
観覧希望人数
観覧車全員の名前
を記入します。
はがきの送り先は、〒105-7444「日本テレビ 笑点観覧希望」係(住所は、東京都港区東新橋1丁目6−1ですが、郵便番号だけで届きます)。
収録は土曜日に行われることが多く、1回で、番組2回分を収録します。昼頃に開場、観覧は1時間になります。後楽園ホールの場合は定員920人で、応募者の中から抽選で、観覧者が選ばれます。
日テレでは番組ホームページで、「大体、ハガキが約3千通、メールで約1万件来て、その中から、無作為に約920名ほどを選んでいます」としています。全席自由席です。
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日本テレビ系列の地方放送局では、放送開始〇〇周年を記念して、「笑点」の収録が行われることも多くあります。定員は後楽園ホールより多いですが、応募者も多く、競争率は水道橋ホールより高くなっています。
春風亭昇太師匠が司会になり、さらに、「笑点」の人気は高まっています。演芸の後の大喜利では、3問の題も面白く、回答者の奇抜な、ユーモアに富んだ、時には脱線した回答をいつも楽しむことができます。
遊亭小遊三
三遊亭好楽
林家木久扇
林家三平
三遊亭円楽
林家たい平
どの落語家の師匠も人間味、個性があって、「笑い」の名人ばかりです。
番組は半世紀を越えましたが、三波伸介(故人)さんが司会者を務めているころから、「笑点」を楽しんできた方も多いでしょう。「笑点」の始まりを告げるテーマ曲もすっかり体になじんでいるはずです。機会を見て、ぜひとも、生の「笑点」を観覧したいものです。