日本各地には、四季折々の食べ物がたくさんあります。冬至のかぼちゃは、その代表的なものでしょう。では、大暑の時の食べ物とは何でしょうか。大暑の読み方や意味も含めて、大暑の時の食べ物についてまとめました。
大暑の時の食べ物とは?
大暑は、夏の土用とほぼ同じ期間となっています。2024年だと、夏の土用の期間は、立秋(8月7日)の前日までの18日間ですから、7月19日から8月6日まで、です。このため、大暑の時の食べ物も、夏の土用の時の食べ物とほぼ同じです。
うなぎ
その中でも、ポピュラーな食べ物は、土用丑の日(2024年は7月24日と8月5日)のうなぎでしょう。
暑い日が続く中、夏バテすることも多くなりますから、うなぎで体力回復を図ろうという願いが込められています。
うなぎは、
ビタミン
ミネラル
カルシウム
亜鉛
鉄
など栄養価が高く、健康に効果がある成分を多く含んでいます。夏バテにいいのはもちろんですが、疲労回復、風邪予防などにも効果があります。
梅干し、瓜、うどん
また、うなぎのほか、「う」の付く食べ物が健康にいいということで、
梅干し
瓜
うどん
なども食べられます。さっぱりとしていて、食欲が落ちる夏でも食べやすいというもの人気の理由でしょう。
天ぷら
てんぷらも、夏バテ防止、疲労回復を狙って食べられます。
毎月23日は「天ぷらの日」となっています。もともと、「天ぷらの日」は毎年7月23日頃の大暑に、天ぷらを食べて夏バテを防止しようとして制定されたものです。
大暑に、天ぷらを食べるという食習慣もすっかり定着しています。
その他の旬の食べ物
その他、夏の旬の食べ物としては、
スイカ
ミョウガ
トウモロコシ
枝豆
夏ミカン
などがあります。
大暑の読み方や意味も含めて
大暑の読み方は?
大暑の読み方は、たいしょ、となります。
大暑の意味は?
大暑という漢字から、一年の中で、最も暑い時期であることが想像できます。具体的にチェックしてみましょう。
「気象・天気図のすべてがわかる本」(ナツメ社)によると、大暑は、「最も暑さが厳しい時期。全国はほぼ梅雨明けし本格的に暑くなる」となっています。
他の国語辞典でも、大暑は、二十四節気の一つとしたうえで、
「一年中で最も暑い時期とされる」(例解新国語辞典)
「一年中で一番、暑い時」(岩波国語辞典)
となっています。
大暑はすでに述べたように、1年を24等分した二十四節気のひとつで、立春(2024年は2月4日)から数えて、12番目にあたります。
2024年の大暑はいつ?
2024年の大暑は7月22日(月)になります。
次の二十四節気の立秋(2024年は8月7日)の前日8月6日までの期間を指すこともあります。
まとめ
大暑には、うなぎや天ぷら、さらには、新鮮な野菜や果物を食べて、暑い夏を体感しましょう。
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