秋になると、時々、十三夜という言葉を耳にします。十三夜の読み方や意味、由来はどうなっているのでしょうか。また、十三夜の時の食べ物やお供え物は何になるのでしょうか。2023年はいつになるのかも含めて、十三夜についてまとめました。
十三夜の読み方や意味、由来は?
十三夜の読み方は?
十三夜の読み方は、じゅうさんや、となります。
十三夜の意味は?
十三夜の意味を国語辞典でチャックしてみましょう。
「明鏡国語辞典」(大修館書店)によると、十三夜は
➀陰暦十三日の夜
➁陰暦九月十三日の夜
を意味します。
また、「例解新国語辞典」(三省堂)によると、
➀は、毎月十三日の夜のことを指します。
ただ、十三夜というと、9月13日の夜を指すことが多くなっていると説明しています。
そのうえで、「明鏡国語辞典」(大修館書店)は、十三夜について、「この夜の月は、十五夜に次いで美しい」とされ、
後(のち)の月
豆名月
栗名月
などと呼ばれている、としています。
十三夜の由来は?
十三夜の由来は、宇多天皇が、平安時代の延喜19年(919年)9月13日に行った観月の宴です。宇多法皇は美しい月を見て感激し、9月13日を「名月を愛でる日」としました。宇多法皇の子の醍醐天皇も9月13日に観月したといわれています。
また、十三夜の時期は、秋の収穫にもあたるため、名月を見ながら、収穫に感謝するようになったとされています。
十三夜の月見はこのように日本古来の風習で、十五夜の月見が中国から伝わったのとは対照的です。
十三夜の食べ物やお供え物は?
十三夜も、中秋の名月の十五夜と同じように、すすきを飾り、月見団子を食べます。
豆名月
栗名月
の十五夜の別名にあるように、
大豆
栗
をお供えし、食べます。
すすき
ききょう
くず
なでしこ
おみなえし
ふじばかま
はぎ
の秋の七草をお供えする地域もあります。
十三夜 2023年はいつ?
十三夜は、旧暦で9月13日です。新暦では、2023年は10月27日(金)となります。
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まとめ
豆名月、栗名月などとも呼ばれる十三夜は、十五夜に次いで美しい月を見ることができます。秋の一日を美しい月を観賞して過ごしましょう。
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