暑い夏が終わって、秋になると、「秋の夜長(あきのよなが)」が体感できる季節がやってきます。秋の夜長の意味や期間、俳句の季語はどうなっているのでしょうか。秋の夜長には、どんな過ごし方、楽しみ方がベストかも含めて、秋の夜長についてまとめました。
秋の夜長の意味は?
国語辞典によると、秋の夜長の意味とは、
「昼より夜のほうが長いこと。また、夜の長さがよく感じられること」(例解新国語辞典)
「夜が長いこと。そういう季節」(岩波国語辞典)
となっています。
太陽の光がさんさんと降り注いだ暑い夏が終わって、秋になると、日に日に、夜が長くなっていきます。夏とは対照的な季節の到来を意味しています。
ただ、「暗い」というマイナスイメージではなく、落ち着いて、いろいろなことができる充実した時間を意味することも多くなっています。
秋の夜長の期間はいつ頃?
秋の季節は、旧暦では、立秋から立冬までとなっています。2024年だと、立秋は8月7日、立冬は11月7日になります。
ただ、8月7日はまだ夏本番の最中であり、秋分の日(2024年は9月22日)の頃から立冬の頃までとするほうがしっくりきます。
秋の夜長は、9月から11月までの期間でしょう。
Moonlight JAZZ ~秋の夜長のジャズ~ [ (V.A.) ]
夜長の俳句の季語は?
秋の夜長は、俳句では秋の季語となっています。対義語は、春の日長です。
叡山へ提灯通ふ夜長哉 正岡子規
提灯の灯と夜長の対比が際立った俳句です。
秋の夜長には、どんな過ごし方、楽しみ方がベスト?
暑さもなく、過ごしやすい気候になると、さまざまなことをゆったりと楽しむことができます。「秋の夜長に、読書にいそしむ」という言葉はよく聞かれます。読書だけではなく、
・音楽を聴く
・DVDなどで映画を見る
・テレビでスポーツ観戦する
・家族と会話を楽しむ
・手芸や工作に取り組む
など、その時に応じて、秋の夜長を楽しめばいいでしょう。
どう秋の季節を感じ取って、日々を充実させるかが大切になります。
まとめ
秋の夜長は、四季がはっきりした日本だからこそ体感できる貴重な時間になります。今年はどうやって過ごすか、充実した秋の夜長にしたいものです。
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