2017/6/19更新
瀬川晶司五段(47)に勝利しプロデビュー以来26連勝を飾った藤井聡太四段(14)が6月17日(土)、大阪市の関西将棋会館での「朝日杯将棋オープン戦」で、27連勝をかけて、学生名人の藤岡隼太アマ(19)と対戦しました。結果は、藤井四段が勝ち、連勝記録を27に伸ばしました。対戦相手の藤岡さんの横顔(プロフィール)を新聞報道などからまとめてみました(トップのイラストは、「いらすとや」のものです)。
◇愛媛県出身
藤岡隼太(ふじおか・はやた)さん
愛媛県松山市出身の19歳
現在、東京大学理科2類の1年生
将棋部に所属
◇小学5年生で団体戦で優勝
5歳で将棋を始めました。松山市立双葉小学校5年の時、「文部科学大臣杯小中学校将棋団体戦」に愛媛県代表の一人として出場し、チームは優勝しました。
◇奨励会
小学6年生(12歳)の時、プロ棋士の養成機関「奨励会」に入りました。月に2回ほど大阪の将棋会館に通いましたが、中学2年生(14歳)の時、学業を優先して、奨励会を退会しました。
進学校の愛光高校(中学・高校一貫校)では、かるた部に所属していました。
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◇学生名人に
2017年3月、東京大学に合格。将棋部に入って、将棋を再び指すようになり、同年5月末の学生名人戦で優勝しました。1年生での優勝という快挙です。
◇まとめ
瀬川五段は年齢制限(26歳までに四段になること)のため、一度は、奨励会退会を強いられ、会社員生活の後、高い勝率を考慮されて特別にプロ棋士になることを認められました。藤岡隼太・学生名人は、大学1年生で学生名人となりました。そして、藤井四段は14歳の最年少天才プロ棋士です。藤井四段の連勝記録が今後、どこまで伸びるか大いに関心が高まりますが、いろいろなプロ棋士、アマが活躍することで、将棋はますます面白くなりそうです。
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