熊本などの地震を機に、防災アプリに関心が高まる 川崎市の防災アプリをインストール

 熊本などの地震に伴い、防災アプリへの関心が高まっています。神奈川県川崎市で、防災アプリが4月1日から無料配信されたのを機に、早速、インストールし、盛り込まれた情報を確認してみました。防災アプリは川崎市のほかにも、無料で入手できるものが多くあります。災害に備えて、有効に活用したいものです。

 川崎市の防災アプリは、災害時の避難指示や避難情報、地震の震度や気象情報などが随時、伝えられるシステムです。各区別の防災マップには、避難所、緊急時応急給水拠点、緊急告示医療機関、緊急交通路、市・区役所、警察署、消防署などが地図上に表示されています。防災拠点も一覧表でまとめられています。

 スマホの全地球測位システム(GPS)で位置情報を活用すれば、災害時、近い避難所が提示され、誘導される仕組みになっています。

 英語、中国語、朝鮮語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語の防災マップもあり、国際化に対応しています。

 津波や洪水、土砂災害、液状化危険度などに対応したハザードマップもあり、災害に対応できるようになっています。平常時に、一度、目を通しておくべきものばかりです。

 防災アプリは、東日本大震災を機に、開発が進み、使いやすいものが増えてきています。ヤフーの「防災速報」は、自宅や勤務地の住所などを登録しておけば、その地域に対応した緊急地震速報や避難、津波情報などが通知されます。地震や津波だけでなく、大雨や台風、河川氾濫、土砂崩れなどの自然災害にも対応しています。

 ほかにも、防災アプリはたくさんありますので、自分の居住環境に合わせ、いくつかのアプリを組み合わせて使用するのがいいでしょう。私も、川崎市とヤフーの防災アプリを活用、日頃から、地域の特性も学んでおきたいと思っています。