スマートフォン(スマホ)ゲームの「ポケモンGO」が米欧で大人気となっています。今までにないゲーム性が人気の要因です。まもなく、日本でも配信が始まる予定ですが、注意すべき点もいくつかあります。ルールを守って、楽しく遊びたいものです。
ポケモンGOは、スマホの衛星利用測位システム(GPS)の位置情報を利用したもので、利用者がGPS情報に基づき、指定した場所に行き、その場所に潜むモンスターの「ポケモン」を捕らえて集めたり、戦わせたりして遊ぶゲームです。任天堂と、ゲーム制作会社の「ポケモン」、米国のグーグルから独立したゲーム制作会社の「ナイアンティック」が共同で開発しました。
6日から、オーストラリア、ニュージーランド、米国で、そして、13日からはドイツでも配信が開始されました。米国では、ダウンロード数が1000万を突破、1日あたりの利用者は2100万人という人気ぶりとなっています。日本でも近日中に配信されることになっており、ファンの期待感は高まる一方です。ダウンロードは無料でできますが、ポケモンを捕獲するのに使うアイテムは有料販売されています。
新しいゲームの面白さに、「ポケモンGO」人気は根強いものがありますが、注意すべき点も出てきています。まず、歩きスマホへの心配です。ゲームに熱中して、スマホばかりを見るあまり、周囲への注意力が散漫になり、危険な場所に足を踏み入れたり、交通事故に巻き込まれたりする恐れがあります。
また、ポケモンを捕獲する場所として、名所旧跡や博物館、美術館などが指定されるケースもあり、それらの施設への訪問者を無視して、ポケモン捕獲に走り回るなど、訪問者が眉をひそめることも多くなっています。捕獲途中の写真をツイッターなどのSNSに投稿することで、利用者の位置情報が特定され、居住場所などの個人情報が流出してしまう恐れもあります。
ポケモンGOを注意して使用すれば、その面白さを最大限、楽しめるでしょう。