二十四節気の雨水の読み方や意味、由来とは? 2023年はいつ?

 1年の季節の推移を24に区切った二十四節気(にじゅうしせっき)は、春分、夏至、秋分、冬至など、その言葉を聞くだけで、その時期を明確に表してくれます。二十四節気のひとつである雨水の読み方や意味、由来とはどうなっているのでしょうか。2023年はいつかも含めて雨水についてまとめました。 

二十四節気の雨水の読み方や意味、由来とは?

雨水の読み方とは?

 二十四節気の雨水の読み方とは、うすい、となります。

 天気が悪くなって降る雨の水は、あまみずや、うすいと読みますが、二十四節気の場合は、うすいとだけ読みます。

雨水の意味とは?

 「雪が雨に変わり、氷も溶けて水となる。農耕の準備を始める目安の日でもある」

 「プロが教える気象・天気図のすべてがわかる本」(岩谷忠幸監修)は、こんな風に、雨水の意味を説明しています。厳しい冬が終わりへと少しずつ変化し始め、春の足音が一歩一歩、近づいてくる様子がうまく表現されています。

 梅の花が咲きます。桜も開花の準備を始める季節になります。植物が芽を出してきます。まさに、田畑では農耕も始まります。

 雨水は、穏やかな春が近づいて来る感じにぴったりの季節の言葉です。暖かさも少しずつ増して来るでしょう。

雨水の由来とは?

 出典は、江戸時代の天明7年(1787年)に出された「こよみ便覧」とされています。ここに、「陽気地上に発し、雪水とけて雨水となればなり」と記載されており、雨水の由来となっています。

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2023年の雨水はいつ?

 立春から始まる二十四節気からすると、

 立春
 ↓ 
 雨水
  ↓ 
 啓蟄
  ↓
 春分
  ↓
 清明

 と、2番目になります。立春、春分ほど知られていないかもしれませんが、雨水もしっかり覚えておきたい二十四節気です。

 2023年は2月19日(日)になります。この2月19日から、次の二十四節気である啓蟄(3月6日)の前日までの期間を指すこともあります。

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まとめ

 この時期の特徴をよく表す雨に、「雨一番」があります。「雨のことば辞典」(講談社学術文庫)によると、「立春のあと、初めて雪をまじえず雨だけが降る日をいう」となっています。

 雨一番も感じられたら、いいですね。

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