早春の青梅路を駆け抜ける市民マラソンの祭典「青梅マラソン」が2024年2月18日(日)に開かれます。半世紀を超す伝統があり、15000人以上の市民ランナーらが30キロ、10キロの2部門で、日頃の健脚を競います。
コースの攻略法はどうなるでしょうか。コースの高低差を克服して快走しましょう。青梅マラソンの歴史も含めて青梅マラソンについてまとめました。
青梅マラソン コースの攻略法は? 高低差を克服して快走!
青梅マラソンのコース
30キロ、10キロ部門とも、スタート地点は、JR河辺駅近くの東青梅4丁目です。
スタートは、
30キロ部門が午前11時30分
10キロ部門が午前9時30分
です。
競技終了時間は
30キロ部門が午後3時30分
10キロ部門が午前10時50分
です。
コースは、30キロ、10キロの部門別に以下の通りです。
30キロ部門
メートルは、ゴール地点の住友金属鉱山アリーナ(青梅青梅総合体育館)を0メートルとした場合の高さです。
東青梅4丁目(スタート地点)
↓
青梅駅前 19.6メートル
↓
館橋 31.1メートル
↓
宮ノ平駅前 40.0メートル
↓
日向和田駅前 37.3メートル
↓
二俣尾駅前 57.2メートル
↓
よろい橋 32.8メートル
↓
御嶽駅前 54.6メートル
↓
青梅・奥多摩境 53.6メートル
↓
大正橋 78.6メートル
↓
奥多摩町川井折り返し地点 85.8メートル
↓
復路は往路と逆に走り、東青梅4丁目(スタート地点)を通過して、住友金属鉱山アリーナ(青梅市総合体育館)がゴールとなります。
10キロ部門
東青梅4丁目
↓
市民会館
↓
宮ノ平駅前
↓
日向和田折り返し地点
↓
復路は往路と逆に走り、青梅市役所がゴールとなります。
85.8メートルの高低差の克服がカギ
コースの特長を30キロ部門で説明すると、住友金属鉱山アリーナ(青梅市総合体育館=ゴール地点)と、奥多摩町川井折り返し地点の高低差は85.8メートルあります。この高低差の克服がコース攻略のカギとなります。
全体的には、
往路が上り
復路が下り
となります。
ただ、途中にもアップダウンが多く、決して、単調なコースとは言えません。
特に、復路の下りは、ブレーキを掛け過ぎると、足に負担がかかり過ぎ、疲れも増幅します。自分の脚力を十分に考慮して走らないと、失速して、ばててしまう恐れがあります。
青梅マラソンで走る前に一度、公式サイトにある高低差の地図を頭に入れておくといいでしょう。プリントアウトして持参すれば、全体的な走りを戦略的に把握することもできます。役立つ地図です。公式ホームページはこちらです。
また、コースの道幅は狭く、多くのランナーが集中するスタート地点や折り返し地点では注意が必要です。
コース途中には、水や軽食を無料で提供してくれているところもあります。補給をうまく取ることも心がけると、疲れを軽減できます。
青梅マラソンの由来や歴史
青梅マラソンは、「円谷選手と走ろう」をキャッチフレーズに、1967年からスタートしました。円谷選手とは、1964年の東京オリンピックで銅メダルに輝いた円谷幸吉選手のことで、青梅マラソンは、マラソンの普及を目指したものでした。
市民マラソンは当時なく、年を経過するごとに大人気に。第1回大会の参加者は337人でしたが、2023年は10831人が参加しました。
毎年、厳寒の時期に行われるため、降雪で中止になったこともありました。ホームページを見ると、1996年の大会の参加者は雪だるまのみで、1名となっています。微笑ましい写真です。
長い歴史も感じさせてくれます。第9回大会(1975年)の時、ボストンマラソンと姉妹提携が結ばれ、以後、大会での優秀ランナーを相互に招き合っています。50年以上の歴史を誇る青梅マラソンは、沿道の声援が盛んなことや、さまざまな飲み物、食べ物が提供されることもあって、みんなから愛されているマラソン大会になっています。
一流ランナー
市民マラソンの草分けとはいえ、一流ランナーも競って参加してきました。シドニー五輪女子マラソンで金メダルの高橋尚子さんをはじめ、
瀬古利彦さん
早田俊幸さん
高岡寿成さん
野口みずきさん
谷川真理さん
らが参加しました。
2020年の大会には、公務員ランナーとして知られ、2019年4月にプロに転向した川内優輝選手(32)が招待選手として出場しました。
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スターター
30キロ、10キロの2部門で、かつて青梅マラソンを走った一流選手や著名人が号砲を鳴らすスターターを務め、大会を盛り上げています。高橋尚子さんや瀬古俊彦さんのほか、
長嶋茂雄元巨人軍監督
石原慎太郎元都知事
朝原宣治さん(陸上アスリート)
吉田沙保里さん(レスリング)
らがこれまでにスターターを務めました。
2018年のスペシャルスターターは、ロンドン五輪の重量挙げ女子48キロ級で銀メダル、リオ五輪の同種目で銅メダルを獲得した三宅宏実さんが務めました。
また、2023年は再び、金メダリストの高橋尚子さんがスペシャルスターターを務めました。
まとめ
青梅マラソン大会の当日は気温が氷点下になることもあります。時には降雪になることもあります。インナーウェアなどを身に着けるなど寒さ対策を十分にして、大会に臨むことが大切です。
青梅マラソンは、2021年、2022年、新型コロナウィルスの感染防止のため、中止となりました。2023年は3年ぶりに開催されました。2024年も通常の形で行われます。力走する選手たちを大いに応援しましょう。
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