「今日も生涯の一日なり」の言葉を時々、耳にすることがあります。「今日も生涯の一日なり」の意味はどうなっているのでしょうか。この言葉の出典は、啓蒙思想家で、慶應義塾大学を創設した福沢諭吉の名言ですが、人生の在り方を改めて問い直すものとして、ぜひ、座右の銘にしましょう。
「今日も生涯の一日なり」の意味は? 出典は、福沢諭吉の名言 座右の銘にしよう
『今日も生涯の一日なり』
今日何が起こるのか、良い事、悪い事が起きるのか一日が終わってみないと分からないことです。
だからこそ今日という一日を大切に精一杯生きる。
悔いのない一日を送り、感謝して眠りましょう🙏#南無い
#南無い言葉 pic.twitter.com/Dxs8A0X37m— 観音日和 つきやま (@tsukky8370) September 13, 2024
「今日も生涯の一日なり」の意味は、その日その日を精一杯生きるということです。
大学教授の久恒啓一さんは著書「書くだけで人生が好転する妄想ノート」の中で、「好きな言葉」として書いています。
久恒さんは、「残された命の長さは誰にもわらない。今日まで生きてきたけれど、明日はどうなるか知れません。人間は毎日断崖絶壁を歩いているようなもの。だからその日その日を精一杯生きよう。悔いのないようやりたいことをやろう、というわけです」と書いています。
久恒さんは自身のブログのタイトルに、この福沢諭吉の言葉を使っているそうです。
その日その日を精一杯生きる--。
「今日も生涯の一日なり」と同じ意味を持つ言葉は?
今日も生涯の一日なり。
(福沢諭吉)一日でも人生を大きく左右することがある。
ただの一日と思うか、
生涯の中で大切な一日とするか、
捉え方が大きな差になる!
そう思えば失敗も怖くない。
無理せずぼちぼち参りましょう👍✨みんなの今日が素敵な一日になりますように✨#ポジティブ pic.twitter.com/sPt9XZNmY0
— ポジティビストJUN (@positivediary3) July 6, 2024
禅の言葉を探すと、「今日も生涯の一日なり」と同じ意味を持つ言葉があります。禅の研究家・境野勝悟さんは、著書「心がスーッと晴れる一日禅語」の中で、唐の雲門和尚の言葉である「日日是好日(ひびこれこうにち)を挙げています。「毎日が安らかでよい日である」という意味で「先のことを心配するより、かけがえのない今日一日を、精一杯生きよ」という意味だとしています。
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また、禅寺の住職や庭園デザイナーを務める枡野俊明さんは著書「禅シンプル生活のすすめ」で、「生死事大(しょうしじだい)」について書いています。「人生には運不運がつきものですが、一日一日を大事に生きる。それを続けての人生、という言葉です」と解説しています。
「今日も生涯の一日なり」の具体的な生かし方は?
「今日も生涯の一日なり」
1874年の今日、慶応義塾で日本初の演説会を行った福沢諭吉氏の言葉
"演説"という言葉の生みの親も福沢氏なんだとか明日のことは誰にもわかりません
今日という日を
一日一日を大切に
精一杯、悔いのないように生きたいものですね#今日は何の日 演説の日#名言 #筆文字 pic.twitter.com/CYhINjNlws— みどり|筆文字&3色で描くパステルアート (@felizMIDORI) June 26, 2023
大学教授の渡部昇一さんは、著書「知的余生の方法」の中で、「今日も生涯の一日なり」の具体的な生かし方を提案しています。「自分が興味を持ったものを、毎日毎日、少しずつでもいいから勉強していく。この小さな蓄積が、定年と同時に花開くことにつながるのだろう」
本や新聞をじっくり読んで、生涯のテーマを改めて見つけ出すといいでしょう。興味のあるテーマはたくさんあります。たとえ、定年を過ぎてしまったとしても、遅いことはありません。
「ひとつテーマを決めて、それについて書かれた新聞の切り抜きを10年間続けると、それだけでも1冊の本が書けるようになると言われています」。先の久恒さんは、こんな言葉で、人々の生き方を後押ししてくれます。
「今日も生涯の一日なり」のまとめ
「士は以て弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。また重からずや。死して後已む。また遠からずや」#論語 #弘毅 #広田弘毅 – 久恒啓一のブログ「今日も生涯の一日なり」 https://t.co/2u6WLyle6q
— 久恒啓一 (@hisatune) September 12, 2024
「今日も生涯の一日なり」の言葉をしっかりかみしめて、一日を大切に過ごしたいものです。
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